新型コロナが落ち着き、円安の影響もあって日本を訪れる外国人観光客は急増し、2024年3月は単月で300万人を超える過去最多の訪日旅行者数となってます。
(日本政府観光局(JNTO)のデータによる)
一見「インバウンド対策」として様々な策が施されている様に見えますが、外国人は想像以上に多くの不便を感じています。
日本ならではの施設や展示物・観光スポットを楽しんで欲しいと思っても、実はその魅力は半分しか伝わっていないかもしれません。
特に寺社仏閣や城郭など日本の文化を感じられる施設は人気がある反面、表示や解説の少なさにより不便を感じている外国人が少なくありません。
そこでこの記事では、インバウンド対策に音声ガイドがおすすめな5つの理由と、特に導入が効果的な施設例をご紹介します。
「最近外国人旅行者が多いが、注意点などの重要な情報が伝わらず困っている」
「日本に来たからには、もっと文化や歴史を理解して楽しんで欲しい」
とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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外国人観光客は多言語表示が少ないことに不便を感じている
そもそも、外国人旅行者は日本のどの様な点に不便を感じているのでしょうか。
ここでは観光庁が行なったアンケート結果を参考に、外国人が旅行中に困ったと感じたことをご紹介します。
アンケートは平成30年11月〜平成31年2月に国内の4つの空港で行われたもので、様々な国の人による4,000件近い回答をまとめたものです。
「困ったことはなかった」という回答以外の、上位5位に注目します。
- 施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない
- 無料公衆無線LAN(フリーWi-fi)環境
- 公共交通機関の利用
- 多言語表示の少なさ・わかりにくさ(観光案内板・地図等)
- クレジット/デビットカードの利用
5位までの中に、言語についての問題が2つランクインしています。
やはり、施設スタッフとのコミュニケーションや多言語表示の少なさで悩む外国人観光客は多い傾向にあります。
言語面で特に困った場所は公共交通機関と観光地で、観光スポットの多言語対応が問題となっていることが分かります。
- 案内板や説明の内容を理解できない
- 施設等のスタッフに質問をしたくても答えが得られない
- トイレの場所が分からない
インバウンド対策に音声ガイドがおすすめの5つの理由
音声ガイドを導入すれば、言語をはじめとした様々な問題点を解消することが可能になります。
ここでは、インバウンド対策に音声ガイドがおすすめの理由を解説します。
1.外国語対応が可能なスタッフの用意が不要
音声ガイドは、日本語だけでなく複数言語に対応可能です。
そのため、わざわざ外国語に対応できるスタッフを用意する必要が無くなり、人件費を削減できるとのメリットがあります。
2.観光の満足度を上げられる
ただ展示を見ただけでは分からない、詳しい解説を簡単に聞けることが音声ガイドの1番の魅力です。
言語が異なると説明の文章を理解できず、ただ展示物や観光スポットを眺めるだけで終わってしまいがちです。しかし音声で伝える音声ガイドを活用すると理解が深まり、観光全体の満足度を上げることができます。
3.展示物の魅力をより理解してもらうことができる
同じく、解説を音声で聞くことで展示物や施設の魅力をより感じてもらえることもメリットの1つです。
また、外国人向けのワークショップや体験型の展示にも参加してもらいやすくなります。
4.正確な情報を伝えられる
従来の展示方法では外国語の解説パネルがあっても英語のみで、英語以外を母国語としている人には情報の正確な理解が難しい状況にありました。
特に日本の文化や伝統に関する展示物は外国人にとって理解が難しく、想像や誤った解釈により間違った情報が伝わってしまうことも。
音声ガイドを導入すれば正しい言語による、正確な情報を伝えられます。
5.注意喚起として使用できる
博物館をはじめとした施設には「展示物に触らない・大きな声で話さない・館内で飲食をしない」などの禁止事項が決められていますが、文化や言語の違いにより外国人には理解してもらえないこともしばしば。
例えアイコンや張り紙で表示したとしても、必ず見てもらえるとは限りません。
音声ガイドの導入は、海外の方に正確に分かりやすく注意点を伝えることにも役立ちます。
特に音声ガイドの効果が期待できるおすすめの施設
先ほどの観光庁によるアンケート結果を参考に、音声ガイドを導入することで特に効果が期待できるおすすめの施設をご紹介します。
■寺社仏閣
寺社仏閣は、日本の文化が感じられる代表的な施設として人気が高いスポットです。
外国人観光客は寺社仏閣を訪れた際に、以下の様な点で不便を感じたと回答しています。
- 歴史や文化に関する説明文が分からない
- 参拝方法の説明文が分からない
- 見学時の注意事項の説明文が分からない
寺社仏閣を訪れる外国人は、特に歴史や文化などを詳しく知りたいと思っています。
音声ガイドは歩きながら建物に関する情報を聞くことができるので、寺社仏閣の見学にもぴったり。
参拝の手順やおみくじの引き方まで、正確な情報を簡単に伝えられます。
■城郭
寺社仏閣と同じく、お城も外国人観光客が分かりにくいと感じる施設の1つ。
案内板だけでは伝えられる情報が限られてしまい、歴史や建物の概要などを理解してもらうことは非常に困難です。
音声ガイドを導入すれば、建物や雰囲気を楽しみながら解説を聞くことが可能になります。
また、分かりにくい順路の解説にも役立ちます。
■博物館・美術館
博物館や美術館は音声ガイドを導入している代表的な施設ですが、最近では外国人観光客向けガイドの導入をする施設が増えています。
特に効果的なのは博物館で、日本語が理解できない外国人にとって背景知識が必要な展示物の解説を理解することはとても困難な場合があります。
また、せっかく外国人向けのワークショプなどを開催していても、存在や内容を分かってもらえないことも。
さらに、外国人はお土産を購入するときにも不便を感じていると回答しています。
博物館オリジナルのグッズを販売している場合は、展示物の解説の中にお土産売り場で関連商品を販売していることを案内すれば、更なる収益を期待できるでしょう。
その際使用する音声ガイドは従来の機械タイプではなく、お客様のスマホをそのまま使用できるスマホ音声ガイドがおすすめ。
特に便利なのはブラウザタイプで、QRコードを読み込むだけで簡単に解説を楽しめることがポイントです。
■見学を行なっている工場
観光客向けの見学ツアーを行なっている工場も、音声ガイドの導入が大変効果的な施設の1つです。
工場は他の施設に比べ、見学前の注意点や解説が多い傾向にあります。また、解説を理解できないと見学の面白さは半減してしまいます。
音声ガイドを導入すれば、より製品やその会社についての魅力を感じてもらうことができます。
インバウンド対策で音声ガイドを導入するなら多言語対応のMUSEUM Guideがおすすめ
この記事では、インバウンド対策に音声ガイドがおすすめの理由をご紹介しました。
音声ガイドは
- 複数言語に対応している
- 必ず確認して欲しい注意点や説明を理解してもらえる
- 観光の満足度を上げられる
といったメリットがあります。
音声ガイドの導入で迷ったら、スマホ音声ガイドのMUSEUM Guide(ミュージアムガイド)をおすすめします。
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来館者にも使い慣れたスマホをそのまま使用できる・利用のハードルが低いなどのメリットがたくさんあります。
この機会に、スマホ音声ガイドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。