音声ガイドは民泊でも活用できる!導入の4つのメリットについて解説

部屋を借りたい人と貸したい人をマッチングする外資系民泊仲介サービスなどの出現により、近年外国人観光客や若い世代の人を中心に民泊の利用者が増加しています。

民泊のメリット
  • ホテルが無い地域でも宿泊できる
  • 現地の人の生活に近い滞在ができる
  • 旅行者や部屋のオーナーなどと国際交流ができる
  • 場合によってはホテルよりも安く宿泊できる

民泊には以上の様なメリットがある反面、騒音やゴミの不法投棄などのトラブルが発生しやすいとのデメリットも存在します。

少し意外に思うかもしれませんが、民泊のデメリットやゲストの満足度向上には音声ガイドの導入が大変効果的です。

この記事では、民泊に音声ガイドを導入するメリットについて詳しくご紹介しています。
ゲストにより良い環境を提供したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

民泊の登録件数は年々増加傾向にある

住宅宿泊事業の届出件数の推移 (1)

では、日本で民泊事業を行なっている人はどの位いるのでしょうか。

ここでは、環境庁が運営するminpaku 民泊制度ポータルサイトのデータを参考に、住宅宿泊事業の登録者数や宿泊者の国籍についてご紹介します。

上記の図は、民泊を始める際に必要な届出である住宅宿泊事業の登録者数3年分をグラフにしたものです。2018年と2020年の登録者数を比較するとなんと約11倍も増加しており、民泊事業を行う人が急増していることが分かります。

民泊が急増した理由は、外国人観光客の増加や都市部のホテル不足・空き家問題の解消などが考えられています。
民泊は貸す人・借りる人双方にメリットのあるシステムとして成り立っているのです。

次に、民泊に宿泊している人の国籍について注目してみましょう。

令和2年の2月1日から3月31日までの1ヶ月間の調査によると、民泊の宿泊者は日本に住んでいる人が54.9%(95,250人)・海外の人が45.1%(79,225人)となっており、日本人と外国人が約半々程度で利用していることが分かります。

下の図は海外からの宿泊者を国籍別でランキングにした際に、10位までに入った国をグラフにしたものです。

海外からの民泊宿泊者の国籍TOP10 (1)

グラフからも分かる様に、民泊に宿泊している外国人は、中国や台湾など日本に近いアジアの国の人が多い傾向にあります。

つまりこれからの民泊運営は、ゲストの満足度を上げる取り組みや複数言語での案内が重要と言えるでしょう。

これからの民泊運営で重要なポイント
  • 急増している民泊の中での差別化を行うため、ゲストの満足度を上げる取り組みを行う
  • 外国人観光客対策として、複数言語での案内を取り入れる

民泊で良くあるトラブル

スーツケース

民泊はホテルとは異なり普通の家やマンションの一室を使用することから、様々なトラブルが発生しがちです。

音声ガイド導入のメリットをご紹介する前に、まずは民泊の良くあるトラブルについて簡単に解説します。

備品の破損・盗難

民泊で大変多いトラブルの1つが、備品の破損や盗難です。

  • インテリアとして飾っていた置物が壊されていた
  • 食器やタオルを持ち帰られてしまった
  • 家具を傷つけられた
  • 壁紙を汚されていた

中でも、タオルなどの備品を無断で持ち帰るトラブルは後を絶ちません。

ハウスルールを事前に伝えていても守られないことが多々あり、特に厄介なトラブルとして問題視されています。

近隣からの苦情

ゲストが夜中に大声で騒いことにより、近隣の住民から「うるさくて眠れない」といったクレームが来るケースもあります。

また、見知らぬ外国人がマンションに出入りしていることに不安を感じた人から苦情が入ったり、通報されたりするケースも確認されています。

ゴミの不法投棄

主に外国人観光客が宿泊した場合、日本の細かなごみ出しルールが理解できず、ゴミを適切に処理しないで帰ってしまうケースも多く見られています。

ゴミによるトラブルの例
  • 収集日以外にゴミを出している
  • ベランダにゴミが放置され、異臭の原因に
  • 粗大ゴミが捨てられている
  • 分別せずにゴミが出されている

また、ゴミの不分別やゴミの放置による異臭は近隣からのクレームの原因になることも少なくありません。

民泊に音声ガイドを導入する4つのメリット

民泊に音声ガイドを導入すると、上記の様なトラブルの解消に繋がることがあります。

最後に、民泊に音声ガイドを導入するメリットについて詳しくご紹介します。

ハウスルールや家電の使い方を分かりやすく説明できる

民泊を運営する場合は、事前に「ハウスルール」と呼ばれるルールブックを作成しておくことが重要と言われています。

ハウスルールとは部屋で生活するための説明書のことで、ゴミの出し方やリモコンの使い方、備品についての説明などが掲載されていることがほとんどです。

しかしいくらハウスルールを用意しても、

  • 書かれていた言語が理解できず、内容が分からなかった
  • 面倒だと思われ読まれない

残念ながら上記の様な場合も...。

また日本の家電は機能が豊富なことから、ハウスルールを読んでも使い方が良く理解できず、戸惑う外国人も少なくありません。

もしスマホ音声ガイドを導入すれば、ゲストは文章よりも理解しやすい音声でハウスルールを聞くことができます。
また、音声ガイドの再生はゲストのスマートフォンで行えるため、特別な機器の用意も不要です。

弊社の手がけるスマホ音声ガイドのMUSEUM Guide(ミュージアムガイド)には、QRコードをスマートフォンで読み込むだけでガイドを再生できるとの特徴があります。

家電の周辺や電気のスイッチの近くにQRコードを貼っておくだけで正確でスムーズな情報の伝達が可能になり、見た目にも良く・ゲストも簡単に使用できることがポイントです。

文化の違いによる注意点を解説できる

外国人が多く宿泊する民泊では、文化の違いにより備品の使い方が分からなかったり、ホストが想定していない様なトラブルが発生してしまうこともあります。

そのため、トイレの使い方など不要だろうと感じることでも注意書きが必要です。

注意例
  • トイレにはトイレットペーパー以外流さないでください
  • 玄関で靴を脱いでください
  • 食器を使用したら洗って元の場所に戻してください
  • 備品は持ち帰らないでください

音声ガイドを導入すれば、以上の様な必ず伝えたい注意点を音声で分かりやすく解説できます。

ゲストの母国語でハウスルールを伝えられる

先程の国別宿泊ランキング結果から分かる様に、民泊には英語を母国語としない人の宿泊が多い傾向にあります。

そのため、ハウスルールを英語で作成しても注意点を理解して貰えないケースも見られています。

音声ガイドは英語以外にも、中国語をはじめとした多言語に対応。ゲストの母国語でハウスルールを伝えることで、より的確で分かりやすいルールの伝達が可能になり、トラブルの防止にも繋がります。

周辺の観光スポットやレストランの情報を合わせて伝えられる

民泊の利用者は観光を目的とした旅行者がほとんどです。
折角なら、宿泊している地域の周辺を観光したり、ご当地グルメを味わいたいと考えますよね。

音声ガイドを導入すれば、ハウスルールと合わせて、観光スポットやレストランなどの地域情報を分かりやすく伝えることも可能です。

分かりやすい解説はゲストの滞在満足度アップに繋がり、仲介サービスを利用している場合には、高評価や良いコメントも期待できるでしょう。

音声ガイドの導入は民泊のトラブル解消にも役立つ

民泊のイメージ

この記事では、民泊に音声ガイドを導入するメリットについてご紹介しました。

民泊では、文化の違いや家のルールが分からないことによるトラブルが発生しがちですが、音声ガイドを導入して分かりやすくルールを解説することでお互いに気持ちの良い滞在が可能になります。

また、地域情報など、解説以上の価値を提供できることも音声ガイドのメリットの1つです。

民泊に音声ガイドを導入する際は、ゲストのスマートフォンを使用するブラウザタイプのスマホ音声ガイドが特に効果的です。
スマホ音声ガイドについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。