スマホを利用したオーディオガイドのアプリは、国内外における美術館や博物館をはじめとして、様々な場所で利用されています。予めアプリをダウンロードしておけば、Wi-Fiの環境が整備されていなくても利用できるので、電車やバスなど乗り物の移動中にも音声ガイドを聴くことができて便利です。また、寺社仏閣では参拝方法、ホテルや民泊では家電の使用方法・ルールの周知など、音声で情報を届けるツールとして利用されています。
音声ガイドは、スマホ以外では専用機器貸し出しタイプもありますが、端末を購入したりレンタルする設備投資の費用を考えると、ユーザーが持っているスマホを利用した方が、コストを抑えて手軽に導入できます。また衛生的にも安心できるなどメリットも数多くあります。
- 専用機器の管理コスト・手間が省ける
- 非接触対応で感染防止対策ができる
- 人件費を削減できる
- コンテンツが簡単に入れ替えられる
- インバウンド対策が簡単
- 導入コストが安価
など
昨今では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から見ても、非接触で利用できるスマホのオーディオガイドのメリットは大きいといえるでしょう。
また、スマホを利用した音声ガイドの中でも、アプリと、ブラウザのタイプ分けられます。
今回はアプリのメリットや活用方法をご紹介します。
スマホ音声ガイドのミュージアムガイドは、制作費や運用維持コストが非常にリーズナブル。また制作期間も短期間なので美術館や水族館はもちろんイベントなどにも最適!
スマホ音声ガイドの利点
総務省による令和元年の調査「情報通信機器の保有状況」によると、2021年時点でスマートフォンの世帯保有率は88.6%となっています。世界的に見ても、スマホは多くの国・人で広がっていますよね。
現在であれば新型コロナウイルス感染症への不安で、来場や音声ガイドのレンタルをためらってしまう人もいます。しかし、スマホ音声ガイドを利用できるとなれば、感染のリスクを下げることができ、安心して施設を利用できるでしょう。
音声で情報を取得することが可能
音声ガイドの一番の魅力は、音声で情報を取得できることです。
施設では、展示品の理解をしてもらうために解説パネルが準備されています。歴史に関わる展示内容であれば、時系列に見学してもらうことで、理解が深まることも多いですよね。しかし、解説パネルや順路案内のサインを見逃してしまう来場者も少なくありません。
音声ガイドは、パネルに書かれている情報を音声で届けることができ、来場者も見学に集中できます。また、順路案内のサインを見逃しても、予め設定した順序を音声ガイドで誘導することが可能です。
導入のコストが安い
音声ガイドにはコストがかかるイメージがありませんか?
スマホの音声ガイドであれば、専用機器の貸し出しタイプ等と比べて導入のコストを抑えることができます。専用機器を準備する場合、購入又はレンタル費用が必要ですが、スマホを利用した音声ガイドであれば、その費用は不要となります。また、導入後も、機器の管理・メンテナンス費用等のランニングコストがカットできるのはスマホ音声ガイドの大きなメリットの一つです。
また、スマホ音声ガイドの中でも、AndroidやiPhoneなどOSごとに開発しなければならないアプリより、スマホに搭載されているSafariやGoogle chromeなどのブラウザを利用する方が断然安価で制作できます。
ブラウザタイプのスマホ音声ガイドの導入には、メリットの多いMUSEUM Guideがおすすめです。
- 利用料金が安い(プロのナレーターによるナレーション込みの格安料金設定)
- デザインテンプレートが豊富で、施設のオリジナリティが出せる
- 実績豊富なナレーターが在籍。ボイスサンプルから、施設のイメージに合わせて選べる
- 多言語によるインバウンド対応ができる(日本語、英語、フランス語、中国語、韓国語)
- アクセス制限機能があり、情報の拡散を防ぐことも可能
オーディオガイドアプリの活用方法
ここからはオーディオガイドアプリならではの活用方法をご紹介します。
観光スポットの紹介に活用
オーディオガイドのアプリは、観光スポットの紹介をしたいときにおすすめです。誰でも簡単に利用できるため、多くの人が訪れる観光スポットの紹介に最適といえるでしょう。
観光雑誌では紹介しきれなかった、地元ならではのニッチな場所や体験も紹介できます。
観光スポットを簡単に知ることができるなどの利便性が高まると、必然的に顧客満足度の向上にも繋げられます。
美術館や博物館で館内の案内に活用
美術館や博物館の館内の案内にもオーディオガイドアプリは活用できます。
フロアマップや、企画展示、体験案内など、パネルや張り紙で展示されていることも多いですが、見逃してしまう場合もあります。
例えば企画展示であれば、見学機会を逃した来場者はがっかりしてしまうでしょう。また、体験案内であれば募集時間・人数が決まっており、気づいたときには参加できないことも…。
オーディオガイドアプリであれば、館内の情報を聞く人全員に伝えることができます。上記の内容の他にも、「飲食禁止」や「展示品に触らない」等、館内を利用する上でのルールの周知が可能です。
オーディオガイドアプリは、作品の解説はもちろん、館内の案内にも役立てることができるのです。
外国人観光客の満足度を向上させるために活用
外国人観光客は年々増加していますが、多くの外国人旅行者は日本語を理解できないことで、様々な不便を感じていることが調査によりわかっています。(観光庁「訪日外国人旅行者の国内に置ける受け入れ環境整備に関するアンケート」より)
オーディオガイドのアプリは、日本語はもちろん外国語に対応しているものも多くあります。
観光地やホテルなど、あらゆる施設に外国人旅行者は訪れます。常に各言語が話せる通訳や人材を施設内に配置するには、多くのコストがかかりますし、現実的ではありません。
最近では、助成金や補助金を活用してインバウンドの受け入れ体制を整備するためにオーディオガイドの導入が積極的に進められています。日本人だけでなく、外国人の観光客にも主要な観光スポットを紹介でき、観光地としての価値を高めることができます。
また通訳がいなくても外国人旅行者に対応でき、人件費が削減できます。また、外国人観光客も施設や展示内容を理解でき、満足度の向上にも繋げられます。
オーディオガイドアプリのメリット
スマホを利用したオーディオガイドは、大きくアプリタイプとブラウザタイプに分けることが出来ます。ここからは、アプリタイプならではのメリットをご紹介します。
安定した音質で音声ガイドを聴くことができる
アプリの最大のメリットは、アプリをダウンロードしておくことで、安定した音質で音声ガイドを聴けることです。
Wi-Fiなどのインターネット環境を用意しなくても、あらかじめアプリをダウンロードしておけば、地下などのネット回線が不安定な場所でも、安心して音声ガイドを利用してもらうことができるのです。
広告をつけることが可能
アプリ内にweb広告をつけることも可能です。音声ガイドの内容に関連したコンテンツや施設でPRしたい内容を紹介すると同時に広告収益を得ることもできます。
アクセス解析ができる
来場者のニーズを把握するため、アンケート調査を実施しているところも多いですよね。しかし、紙のアンケートの場合、面倒に思って回答してもらえない場合も多いです。
オーディオガイドアプリであれば、
- 施設に来たのはどんな人か?
- どの作品・展示物がよく再生されるのか?
など、コンテンツ毎のPV数・音声の再生回数から人気作品の傾向を掴むことができます。
アクセスログを活用し、ユーザー分析することでよりクオリティの高いコンテンツを増やすことも可能です。
追加コンテンツの販売
オーディオガイドアプリでは、追加コンテンツの販売もできます。インターネット上でコンテンツの追加や入れ替えが簡単にできるのも、メリットの一つです。
アプリ内で無料・有料を設定でき、施設内の一部分の作品・展示物を有料とすることもできます。常設展示と企画展示で金額を分けるといった細かい設定ができるのも、オーディオガイドアプリならでは。
追加コンテンツによって、深い情報で来場者の満足度も高められる上、施設の新たな収益源となることも期待できます。
オーディオガイドアプリを活用しよう
オーディオガイドアプリには、様々なメリットや活用シーンがあります。
オーディオガイドアプリは、誰でも利用しやすく、施設もコストや手間をカットできるのがポイントです。
オーディオガイドアプリを含む、スマホ音声ガイドがあることで、新たな客層の来場も見込めます。
スマホ音声ガイドを導入するにあたり、なるべく導入費用を抑えたい場合は、アプリタイプよりも安価に制作できるブラウザタイプの音声ガイドをおすすめします。
MUSEUM Guideは、ブラウザタイプがメインの音声ガイドサービス。テンプレートデザインが豊富でプロのナレーターによる日本語ナレーション収録も格安です。
ブラウザタイプのスマホ音声ガイドの特徴やメリットは、別記事でご紹介していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。