新型コロナウイルスが流行している現在、各地で業種を問わず感染症対策が進められています。
除菌や換気などできる限りの対策を行っても、「これで対策は本当に万全だろうか」とお悩みの施設運営者も多いのではないでしょうか。
感染症対策には、来場者のスマホで解説を聞いてもらうスマホ音声ガイドの導入が大変効果的です。
音声ガイドと聞くと美術館のイメージがあるかもしれませんが、来場者への説明に専用のスタッフを必要としない音声ガイドは、観光地だけに限らず、大学のオープンキャンパスやイベントなど幅広い用途で役立ちます。
- 案内係を削減することで感染症対策に
- 基本的な説明レベルを均一にできる
- 外国人来場者にも使い方を理解してもらいやすい
- インバウンド対策を簡単に行える
この記事では、スマホ音声ガイドが感染症対策に効果的な理由や活用できる場所を詳しく紹介しています。
施設の感染症対策でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
スマホ音声ガイドの特徴
音声ガイドと聞くと、事前に音声が録音された機器を貸し出すタイプを想像される方がほとんどだと思います。
まずは、スマホ音声ガイドの嬉しいの3つの特徴について簡単にご紹介します。
専用機器ではなく、来場者のスマホを使用する
スマホ音声ガイドの最大の特徴は、専用機器を使用せず来場者のスマートフォンを使用して音声を聞くことです。
よって、施設側での専用機器の管理は必要ありません。
スマホ音声ガイドは主に以下の2タイプに分けられ、それぞれ異なった特徴があります。
- ブラウザタイプ:QRコードなどを読み込み、ChoromeやSafariといった一般的なブラウザを使用して音声を再生する
- アプリタイプ:来場者が自身のスマホに専用のアプリをダウンロードして音声を再生する
アプリタイプは館内マップや位置情報など様々な機能を盛り込めるとのメリットがありますが、OSの種類ごとにバージョンアップが必要なため、制作費だけでなくメンテナンスの費用も高額になりがちです。
一方ブラウザタイプは、アプリタイプと比べて短期間での作成が可能で、ダウンロードなどの手間が掛かりません。
また、アプリタイプと同様に館内マップや位置情報など様々の機能を盛り込むこともでき、来場者が専用ページにアクセスしやすいことが特徴がです。
それぞれの違いや代表的なサービスについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
導入費用が安く、面倒なメンテナンスが不要
スマホ音声ガイドの嬉しい特徴の1つに、導入費用が安いことが挙げられます。
従来の専用機器を使用するタイプでは、機器のレンタル費や購入費・メンテナンス費・機器受け渡しのための人件費など、導入から運営まで様々な費用が必要でした。
一方スマホ音声ガイドには、来場者のスマホを使用するため専用機器の準備が必要なく、初期費用が抑えられるとのメリットがあります。
また、面倒なメンテナンスや貸し出し管理などの手間を省くこともできます。
修正が簡単で、観光地などの屋外の利用にも役立つ
スマホ音声ガイドはWebベースなので、内容の修正やアップデートなどを簡単に行えるとの特徴もあります。
さらに、今まで盗難や持ち帰りなどの問題により音声ガイドの導入が難しかった観光地でも来場者にガイドを楽しんでもらうことが可能になります。
感染症対策にスマホ音声ガイドの導入が効果的な理由
次に、便利なスマホ音声ガイドが感染症対策にも有効な理由をご紹介します。
説明に必要なスタッフを削減できる
感染を防ぐには他の人と一定の距離を保つことが重要ですが、観光スポットのガイドや展示会場のスタッフは、どうしても来場者と至近距離で話をすることになってしまいます。
今までスタッフにより行われていた解説をスマホ音声ガイドで提供し、来場者それぞれのスマホで解説を聞いてもらうことで感染リスクを減らすことができます。
来場者のスマホを利用するため、消毒や管理などの手間が省ける
従来の機器貸し出し式の音声ガイドでは、来場者が使用する度に消毒を行ったり、定期的にメンテナンスをしたりといった手間が掛かっていました。
しかし、来場者が所有するスマホを使用するスマホ音声ガイドではその様な消毒や管理などの手間を省くことができ、運営者の負担軽減にも繋がります。
来場者の感染への不安を軽減できる
機器貸し出し式のガイドや至近距離での現地スタッフによる説明に、感染の不安を感じている来場者はとても多いです。
イベント告知の際にスマホを使用した音声ガイドで解説を提供しているとの表示を行うことで、来場を検討している人の不安を軽減できます。
また、感染を不安に思うことで来場をためらっていた人の「ちょっと行ってみようかな」との気持ちを後押しすることにも繋がります。
感染症対策としてスマホ音声ガイドを活用できる場所
音声ガイドと聞くと美術館をイメージしがちですが、スマホ音声ガイドはその他にも幅広い施設で活用できます。
ここでは、特に導入が効果的な4つの施設についてご紹介します。
イベントや展示会場
感染症対策として特にスマホ音声ガイドの導入が効果的なのは、イベントや展示会場です。
現在はまだイベントの開催が難しいかもしれませんが、今まで個別で行っていた解説を全てスマホ音声ガイドで提供することは、感染リスクの低下に大変役立ちます。
また、スマホ音声ガイドでの解説提供はモデルルームやモデルハウスでの解説にも効果的です。
モデルルーム・ハウスへの導入メリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
アミューズメントパークやテーマパーク
段々と営業を再開する商業施設も増え、一部のテーマパークでも「ソーシャルディスタンスを保つ・園内でのマスクの着用を求める」などの普段とは異なった注意を呼びかけながら営業を再開しています。
スマホ音声ガイドは聴覚から情報を伝えるため、注意喚起を行いやすいとの特徴があります。
普段から「一部の建物内での飲食禁止・特定の展示物への接触禁止」などの禁止事項が多いアミューズメントパークやテーマパークにとって、スマホ音声ガイドの導入は来場者への注意喚起としても効果的な手段と言えるでしょう。
水族館や美術館などの施設
水族館や美術館などの音声ガイドが既に使用されていることが多い施設でも、スマホ音声ガイドの導入は大変効果的です。
新型コロナウイルスが流行している現在は、接触による感染への不安から音声ガイドのレンタルをためらう来場者も多く存在します。
スマホ音声ガイドなら来場者のスマホを使用するため、誰でも安心してガイドを楽しめます。
その際、イヤホンの持ち込みを推奨するとよりスムーズなガイドの提供が期待できます。
外国人が多く訪れる施設
外国人観光客が多く訪れる施設にも、スマホ音声ガイドの導入は効果的です。
通訳を付けての案内は至近距離での会話が必要なため、双方の感染リスクを高めてしまいます。
スマホ音声ガイドは、日本語以外の複数言語に対応可能。
感染症対策だけでなく、インバウンド対策としても大変効果的です。
スマホ音声ガイドは感染症対策に効果的
この記事では、スマホ音声ガイドが感染症対策に効果的な理由と活用場所についてご紹介しました。
スマホ音声ガイドは以下の様な特徴があり、感染症対策として大変効果的です。
- 来場者のスマホを使用するため専用機器の用意が不要
- 専用機器のメンテナンスコストや今まで説明らを行っていたスタッフを削減できる
- 来場者の感染への不安軽減に役立つ
スマホ音声ガイドの導入で迷ったら、ブラウザタイプのMUSEUM Guideをおすすめします。
MUSEUM Guideには以下の様なメリットが揃っており、同社では幅広いナレーターによるナレーション収録サービスも提供しています。
- 日本語・英語・フランス語・中国語・韓国語の5ヶ国語に対応
- 月額18,000円〜利用可能で、メンテナンスが不必要
- QRコードを読み込むだけで誰でも簡単に使用できる
MUSEUM Guideについては、以下のページで詳しく解説しています。
美術館・博物館向けのスマホで聴く多言語音声ガイドMUSEUM Guide
感染症対策の一環として、この機会にスマホ音声ガイドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。