【助成金の活用も可能】まち歩きガイドに音声ガイドの導入が効果的な4つの理由

近年、地域の魅力を分かりやすく伝える手段として「まち歩きガイド」を作成する自治体が増加傾向にあります。

まち歩きガイドとは、その名の通り町を歩くことで地域について知ってもらうための地図のことで、散策をしながら町の魅力を多くの人に感じてもらえることが特徴です。

まち歩きはただ地図を片手に歩くだけでも楽しいものですが、より地域の魅力や歴史を知ってもらうためには、音声ガイドの導入が効果的です。

まち歩きガイドに音声ガイドを導入すると、非接触での案内が可能になるほか、簡単にインバウンド対策を行えるようになります。また、まち歩きガイドに音声ガイドを導入する際は、専用機器が必要ない"スマホ音声ガイド"の導入が効果的です。

この記事では、まち歩きガイドの魅力やスマホ音声ガイドを導入するメリットについて詳しく紹介します。

まち歩きを対象とした観光庁の助成金制度についても解説しますので、「まち歩きガイドをより多くの人に楽しんでもらいたい」「まち歩きガイドを作るとどんないいことがあるのかな?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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まち歩きガイドの魅力

ウォーキングをする人

そもそも、まち歩きガイドにはどのような魅力があるのでしょうか。
「ただの散策マップじゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、まち歩きガイドには、まだ知られていない地域の魅力を多くの人に伝えられるとのうれしい特徴があります。

まずは、まち歩きガイドの4つの魅力について紹介します。

地域全体の魅力を分かりやすく伝えられる

まち歩きガイドの最大の魅力は、地域のよいところを誰にでも分かりやすく伝えられることです。

地域のよいところと聞くと、有名な観光スポットやお祭りなどのイベントのイメージがあるかもしれません。
しかし、地域のよいところは目立った施設やイベントだけではなく、自然や伝統文化・食など至るところに存在します。

まち歩きガイドは以上のような、ガイドブックに掲載されていない地域の魅力を伝えるために大変役立ちます。

例えば古くからの町並みや食べ歩きを楽しんでもらいたい場合は、「歴史と食を感じられるコース」を作成し、商店街や歴史あるお菓子を味わえるお店などを歩いて廻れるようにすると、感じてほしい"よいところ"を一気に味わってもらうことができます。

まち歩きガイドは、目立った観光スポットだけでなく、自然や町並みなどの”地域のよいところ”を多くの人に分かりやすく伝える手段になると言えるでしょう。

ゆったりと個人のペースで散策を楽しめる

また、まち歩きガイドはマップさえ入手すれば日時を問わず散策を楽しめるため、ツアーでの観光のように日にちや時間を気にする必要がありません

よってまち歩きガイドは、「ふらりと訪れた土地を散策してみたい」「歴史的なスポットや有名な作品にゆかりのある場所を一人で巡ってみたい」と考えている人にもぴったりです。

ツアーは団体行動がほとんどのため、興味を持った場所をゆっくりと見たり、気になったお店に寄り道をしたりすることは難しいですが、まち歩きガイドならば個人のペースで、ゆったりと散策を楽しんでもらうことができます。

地域活性化につながる

地域活性化につながることも、まち歩きガイドの魅力の1つです。

まち歩きガイドの中で地域の文化資料館や、歴史ある食べ物について紹介することで興味を持ち、実際に制作体験をしてみたい・食べてみたいと感じる人は多いです。

例えば地域に有名な伝統工芸品がある場合は、その伝統工芸品づくりを体験できる施設や歴史を紹介している資料館・商品を購入できるお店などを中心にコースを作成すると効果的です。

まち歩きガイドによって多くの人に地域の魅力を伝えることは、結果として地域活性化にもつながります。

地元の人が歴史を振り返る手段となる

まち歩きガイドは、地元の人が歴史を振り返る手段としても役立ちます。

歴史や文化を辿るコースを作ることで、「長くこの地域に住んでいるけれど歴史はあまり知らない」「子どもに歴史を楽しみながら知ってもらいたい」と感じている地元の人にも散策を楽しんでもらうことができます。

地元の人がまち歩きガイドにより散策を楽しむことは、受け継いでいきたい歴史や文化を広めることにも役立つと言えるでしょう。

まち歩きガイドにスマホ音声ガイドを導入するメリット

山歩きをする人

まち歩きガイドは、ただルートやスポットの解説を記載するだけでも多くの人に散策を楽しんでもらうことができますが、「スマホ音声ガイド」を導入することでさらに魅力的なものへと変化します

スマホ音声ガイドとは、自身のスマートフォンを使用して音声解説を再生する音声ガイドのことで、専用機器やレンタルのためのスタッフを用意する必要はありません。

ここでは、まち歩きガイドにスマホ音声ガイドを導入する4つのメリットについて紹介します。

非接触による案内により、感染防止対策が可能になる

スマホ音声ガイドの大きな魅力の1つに、非接触による感染防止対策が可能になることが挙げられます。

今までは専用のツアーガイドをつけて町を巡る「まち歩きガイドサービス」の提供も多く見られましたが、現在は新型コロナウイルスの流行により対面での案内は難しい状況となっています。

音声ガイドは非接触による案内が可能なため、感染防止対策として非常に効果的です。
またスマホ音声ガイドでは、各自のスマホを使用して解説を再生できるため、専用機器の管理・消毒などの手間も必要ありません。

まち歩きにスマホ音声ガイドを導入すれば、ツアーガイドの話を聞いてみたかったと残念に思っていた人にも、町の魅力を分かりやすく理解してもらうことができます。

日本語が分からない人にもまち歩きを楽しんでもらえる

簡単にインバウンド対策が行えることも、スマホ音声ガイドの便利な点の1つです。

外国人観光客にもまち歩きに参加して欲しいと思っても、多言語へ対応できるガイドを用意することは難しいですが、音声ガイドを導入すれば英語や中国語・韓国語などの多言語の音声解説の提供が可能です。

また日本の文化や歴史についての知識が少ない外国人にとって、まち歩きを行っても、その土地の魅力や見どころが分からないと感じることも少なくありません。

多言語に対応した音声ガイドを導入すれば、日本語が分からない人や、日本の文化について詳しくない人にも、まち歩きをより楽しんでもらうことができます。

さらにスマホ音声ガイドならば、普段から使い慣れたスマホを使用して解説を聞くことができるため、日本語が分からない人でも操作に迷うことなく解説を楽しんでもらえます。

気になった場所の解説を何度でも再生できる

音声ガイドを導入すれば、気になった場所の解説を何度でも再生することも可能です。

対面形式のガイドでは、もう一度解説を聞きたい・一つの場所をじっくりと見たいと思っても、集団で移動しているため難しいことが多いです。

しかし音声ガイドは場所や時間を選ばずに解説を再生できるため、自分が気に入った場所や、長く見ていたいと思った場所の説明を何度でも聞くことができます。

またスマホ音声ガイドは機器の返却やレンタル時間の心配をする必要がないので、好きなときに自由に解説を聞けるとのメリットも存在します。

導入コストが安く、メンテナンスや貸し出しの手間がない

これは音声ガイド全体ではなくスマホ音声ガイドの特徴になりますが、スマホ音声ガイドは専用機器の用意が不要なため、導入コストが安いとのメリットがあります。

またメンテナンスや貸し出しのためのスタッフを用意したり、一回ずつ機器の消毒を行ったりする必要もありません。

スマホ音声ガイドは大きくブラウザタイプとアプリタイプの2種類に分けられており、より導入コストを抑えたい場合は、ブラウザタイプのスマホ音声ガイドの導入が効果的です。

ブラウザタイプの音声ガイドはアプリタイプよりも制作コストを抑えられるだけでなく、マップに印刷された2次元コードなどを読み込むだけで簡単に再生できるため、音声解説を再生するために専用のアプリをダウンロードする必要もありません。

アプリをダウンロードするためには多くの通信容量や時間がかかるため、短時間でサッと音声再生ページを再生したいまち歩きガイドには、ブラウザタイプのスマホ音声ガイドが向いています。

ブラウザタイプ音声ガイドの導入ポイントや特徴については、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてください。

まち歩きガイドに音声ガイドを導入する際は、観光庁の助成金を利用できる

観光庁のイメージ

まち歩きガイドに音声ガイドを導入する際は、観光庁の助成金を利用できる可能性があります。

観光庁はインバウンド対策の一環として「『まちあるき』の満足度向上整備支援事業」を行っており、まちあるきの満足度向上を目指して以下のような整備を進めています。

  • ICTを活用した案内標識の整備
  • 多言語サイン看板の整備
  • 無料公衆無線LAN環境の整備
  • 多言語翻訳システム機器やタブレット端末の整備
  • 2次元コード(QRコード)決済など決済環境の整備
  • デジタルサイネージや多言語音声ガイドの導入

補助率は経費の2分の1で、補助を受けるには指定された期間内に要望書の作成・提出を行う必要があります。

2021年の申請に関する情報はまだ公表されていませんが、2020年の募集は4月1日〜7月31日だったので、2021年も春頃に募集が開始される可能性があります。

申請の簡単な流れは以下の通りとなっていますが、より詳しい情報を知りたい場合は観光庁の資料申請要項をご確認ください。

申請から認定までの流れ
  1. 地方運輸局などに交付申請書を提出
  2. 有識者委員会による意見聴取
  3. 観光庁が支援対象とする整備計画を認定
  4. 観光ビジョン地方推進ブロック戦略会議が要望を承認
  5. 地方運輸局等を通じ、個別事業の補助金等の内示

まち歩きは音声ガイドを導入することで、さらに多くの人が楽しめるものになる

ヘッドホンのイメージ

まち歩きガイドの魅力は、地域の魅力をより多くの人に伝えられることです。

ただ観光スポットを訪れるだけでは分からない、自然や歴史・文化などの地域のよいところを歩きながら知ってもらうことで、地域活性化も期待できます。

また、まち歩きガイドをさらに魅力的なものにするためには、スマホ音声ガイドの導入が効果的です。

スマホ音声ガイドをまち歩きガイドに導入すると、見どころやスポットに関するエピソードなどを誰にでも分かりやすく伝えられるため、地域の魅力をさらに感じてもらいやすくなります

スマホ音声ガイドならば専用機器の用意やメンテナンスも不要で、インバウンド対策も簡単に行なえます。

スマホ音声ガイドの効果的な使い方については以下の記事で紹介していますので、合わせて参考にしてください。

2次元コードを読みこむだけで誰でも利用できるスマホ音声ガイド。

実際にどのようなページを作ることができるのか、使い方は簡単で誰でもページ内を迷わず利用できるか、どれくらいの画像を入れることができるか・・などのイメージができ、実際にAIのナレーション収録で仮の音声まで入れることも可能です。
コロナ対策にも最適なスマホ音声ガイドを、ぜひ一度お試しください。

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