[インバウンド対策]中国語の音声ガイドが効果的な場所は?導入のメリットまで詳しく解説

「中国からの観光客が多いのだけれど、なかなかコミュニケーションをとることが難しい。何か良い対策方法はないだろうか」とのお悩みはないでしょうか。

増加傾向にある訪日外国人(インバウンド)の中でも中国からの観光客は特に多く、2019年にはなんと900万人以上の中国人観光客が日本を訪れています
訪日中国人観光客は旅行消費額が多いことが特徴で、中国人観光客対策を行うことは観光スポットや商業施設にとって非常に重要と言えます。

この記事では、中国語の音声ガイドの導入が効果的な場所や導入のメリットを詳しく解説しています。
より多くの中国人観光客を呼び込みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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訪日中国人は増加傾向にある

スーツケース

900万人もの人が訪れていると言っても、具体的にどの程度の人が来日しているのか理解しづらいと思います。
まずは訪日中国人の推移と、日本での消費額について注目します。

中国人観光客の推移

訪日中国人の推移

上の図は、2015年から2019年に日本を訪れた中国人の数をグラフにしたものです。
グラフが階段状になっていることから、訪日中国人が年々増加傾向にあることが分かります。

次に、詳しい数値で比較を行ってみます。
2015年に日本を訪れた中国人は約4,993万人だったのに対し、2019年には約9,594万人もの人が来日しています。
2015年と2019年の人数を比較すると、5年間で日本を訪れた人は約2倍に増加しており、今後も来日人数は増加することが予想されます。

旅行消費額が最も多い

では、日本を訪れた中国人はどの位のお金を使っているのでしょうか。
以下は、2019年に旅行で日本を訪れた際に多くのお金を使用した上位5ヶ国をランキングにしたものです。(観光庁 訪日外国人の消費動向 2019年次調査結果による)

旅行消費額の多い国・地域ランキング
  1. 中国 17,704億円
  2. 台湾 5,517億円
  3. 韓国 4,247億円
  4. 香港 3,525億円
  5. アメリカ 3,288億円

2019年訪日外国人旅行消費額:4兆8,135億円

なんと上位5ヶ国で消費額全体の71パーセントを占めており、第1位の中国だけで約2万億円近い金額を使用していることが分かります。

訪日中国人は、一般客一人当たりの旅行支出も平均が15.9万円であるのに対し21万円と多く、日本で買い物や食事を楽しむことにお金を使う傾向にあります。

一回の滞在で多くのお金を消費する中国人観光客向け対策を行うことは、観光スポットや商業施設の利益上昇に大きく繋がると言えるでしょう。

訪日中国人の特徴

日本を訪れる中国人には、大きく3つの特徴があります。

訪日中国人の特徴
  • 観光レジャー目的での来日がほとんど
  • 団体よりも個人旅行で訪れる人が多い
  • 買い物に一番多くお金を使う

それぞれの特徴について、簡単にご紹介します。

観光・レジャー目的での来日がほとんど

中国からの来日と聞くとビジネスのイメージを持つ方も多いと思いますが、2019年の調査では一番多くの訪日目的は「観光・レジャー」ということが分かっています。

調査の目的を詳しく見てみると、最も多い「観光・レジャー」が84パーセント、次に多い「親族・知人訪問は」はたったの2.8パーセント。3位の「その他ビジネス」は5.1パーセントとなっています。(観光庁 訪日外国人の消費動向 2019年次調査結果による)

個人旅行で訪れる人が多い

また、来日中国人は団体ツアーよりも個別に手配した個人旅行で日本を訪れる人が多いことが分かっています。

日本を訪れた中国人の旅行形態を調査したところ、来日の目的に関わらず6割以上の中国人がツアーではなく個別に手配した旅行形態で日本を訪れています。(観光庁 訪日外国人の消費動向 2019年次調査結果による)

また中国は「海外からの民泊宿泊者の国籍ランキング」の1位を獲得しており、宿泊先として民泊を選択する人も増加傾向にあります。

買い物に一番多くお金を使う

中国人観光客の消費額

中国人観光客と聞くと、家電量販店などで多くの買い物をするイメージがあるかもしれません。
実際に訪日中国人観光客を対象とした旅行支出の調査では、以下のように買い物代にお金を使う人がとても多いことが分かっています。

訪日中国人の旅行支出
  1. 買い物代 108,788(51.1%)
  2. 宿泊費 45,217(21.2%)
  3. 飲食費 36,631(17.2%)
  4. 交通費 15,233(7.2%)
  5. 娯楽等サービス費 6,914(3.2%)

総額:212,810円/人 単位:円/人

買い物の内訳は化粧品や菓子類・医薬品などが多く、満足した購入商品ランキングでも化粧品や菓子類・医薬品の3つが上位3位にランクインしています。(観光庁 訪日外国人の消費動向 2019年次調査結果による)

日本の化粧品や医薬品は品質が高いことから人気があり、お土産として購入する観光客も多いです。

中国語の音声ガイドが必要な場所

ショッピングセンターの内部

最後に中国語の音声ガイドの導入が効果的な場所について解説します。

ショッピングモール

ドラッグストアからアパレルまで一度に複数の買い物を楽しめるショッピングモールは、中国人観光客に大変人気のあるスポットです。

特に規模の大きなドラッグストアや家電量販店が入った商業施設が人気で、一日でたくさんのお金を使う人も多い施設です。

音声ガイドが役立つ場面
  • セール情報や目玉商品の案内
  • 施設全体の解説
  • 館内のレストランの紹介

温泉施設や旅館

温泉施設や旅館も中国人観光客に人気のスポットです。
来日したからには、日本文化を感じられる施設を訪れたいと考えている人は多いです。

音声ガイドは注意喚起としても活用できるため、温泉の入り方や施設の案内にも役立ちます。

音声ガイドが役立つ場面
  • お風呂の入り方や注意事項についての説明
  • 部屋の設備や施設の紹介
  • 周辺の観光施設や見どころ

レストラン

買い物と同時に、日本の様々な料理を味わいたいと考えている中国人も多いです。

おすすめしたい料理や料理人の紹介などを中国語の音声ガイドで解説すれば、レストラン全体の印象アップにも繋がります。

音声ガイドが役立つ場面
  • メニューや料理の説明
  • 日本特有の食材や四季の食材についての解説
  • 料理人の紹介

体験型プログラムを用意しているレジャー施設

着付け体験など、日本ならではの文化体験プログラムを提供しているレジャー施設も中国人観光客に人気があります。

また、日本でスキーやスノーボードなどのウインタースポーツも楽しみたいと考えている人も多く存在します。
音声ガイドは園内の雰囲気を楽しみながら解説を聞けるため、来場者の理解度と満足度アップが期待できます。

音声ガイドが役立つ場面
  • 施設の見どころについての解説
  • 体験できるプログラムの内容紹介
  • 注意喚起

中国語の音声ガイドの導入はインバウンド対策に大きく役立つ

パスポートとスーツケース

この記事では、中国人観光客の特徴や中国語の音声ガイドの導入が効果的な場所について解説しました。

日本を訪れる中国人には、主に以下のような特徴があります。

訪日中国人の特徴
  • 買い物に多くのお金を使う
  • ツアーよりも個人旅行で訪れる人が多い
  • 観光やレジャー目的での来日がほとんど

中国語の音声ガイドでスポットの解説や商品の説明を行えばより日本の魅力が伝わり、旅行消費額のアップも期待できるでしょう。

中国語の音声ガイドには、観光客のスマートフォンを使用して解説を聞けるスマホ音声ガイドのMUSEUM Guideがあります。
中国語以外にも英語や韓国語、フランス語、日本語の5ヶ国語に対応しているほか、台湾語にも対応しています。

スマホ音声ガイドについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この機会に、中国語の音声ガイドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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