観光施設や美術館・博物館などで導入されている音声ガイドは、伝統工芸品を扱うお店や工場・工房などでも役立てることができます。
深い歴史と匠の技、職人のこだわりが詰まった伝統工芸品と、音声でたくさんの情報を伝えられる「音声ガイド」は、相性の良い組み合わせです。
音声ガイドがあることで、伝統工芸品の魅力を多くの人に伝えることができ、海外から来日する観光客にもその良さをアピールできます。
本記事では、伝統工芸の施設に音声ガイドが必要な理由やメリット、導入方法をご紹介します。
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伝統工芸品の施設に、音声ガイドが必要な理由
古くからの歴史を持つ伝統工芸品は日本各地で作られており、洗練された見た目や抜群の使い心地には、職人の技や魅力が詰まっています。
最近では日本の魅力を海外に伝える「クールジャパン政策」でも伝統工芸品が取り上げられており、海外の観光客からも人気のお土産の一つです。
ここからは、伝統工芸品を扱う施設に音声ガイドが必要な理由について解説していきます。
伝統工芸品の魅力を伝える
伝統的な技術・技法が受け継がれて、改良されつつ現在まで続く伝統工芸品。
一口に漆器やガラス製品、染め物と言っても、それぞれの地域や工場・工房ごとに独自の伝統や製造方法、こだわりがあり、使い心地や見た目の美しさも異なります。
しかし、見ただけでは、そのこだわりや積み重ねられてきた伝統を深く知るのは難しいかもしれません。
JTB総合研究所による「地域の特産品(地場産業・伝統産業品)への意識についての調査」でも、「地場産業・伝統産業品をここ2〜3年の間に買わなかった理由」の上位に「使い方や楽しみ方がわからない」が上がっています。
音声ガイドでは、伝統工芸品について使い方や楽しみ方を理解してもらえるような解説ができます。
- 伝統工芸品の持つ歴史
- 伝統工芸品の使い心地や耐久性(経年変化等)
- こだわりの原料
- 職人の精巧な技
このように、大量生産品との違いや伝統工芸品ならではの魅力を知ってもらうことで、これまで購入経験がなかった人にもアプローチが可能となります。
外国人に対応できる
訪日外国人は日本独自の文化に魅力を感じる人も多く、伝統工芸品を購入したり、ものづくり体験をしたりする人も多いです。(参考:JNTO「訪日外国人旅行者の消費動向とニーズについて―調査結果のまとめと考察―」)
しかし、外国語で伝統工芸品が持つ製造方法やこだわりなどの魅力を伝えるのは難しいですよね。魅力を十分に伝えられなければ、購入を見送られることがあるかもしれません。
音声ガイドは、多くの外国語に翻訳・収録でき、訪日外国人に対応することが可能です。QRコードなどで簡単に、かつ詳しく伝統工芸品の説明ができれば、魅力も十分に伝わり、購買意欲を高めることにも繋げられるでしょう。
施設の決まりや注意点を伝える
伝統工芸品を生み出す工場・工房では様々な機械を使用するほか、危険なこともあるためにルールを守ってもらわなければなりません。また繊細な伝統工芸品の展示・販売所では、トラブルを防ぐために「飲食禁止」や「お子さまから目を離さないように」など、注意点を理解してもらう必要があります。
日本語で張り紙などに記載していても、必ず見てもらえるとは限りませんし、外国人は言語の壁によって理解できないことも多いでしょう。
音声ガイドでは、日本人をはじめとして、外国人にも一人ひとりに施設の決まりや注意点を伝えられます。結果、施設と来場者間でのトラブル回避にも繋げることができます。
伝統工芸品の認知度を上げることができる
「伝統工芸品」と一口に言っても、ジャンルが幅広く種類も多いことから、なかなか理解してもらうことが難しいかもしれません。しかし音声ガイドでは、伝統工芸品をアピールして、理解してもらうことができます。
例えば市の観光パンフレットなどに、伝統工芸品の簡単な説明とともに音声ガイドのQRコードを載せて読み取ってもらう形にすると、認知度を上げることができるでしょう。
- 陶器や江戸切子、漆塗り椀、箸などの食器
- 眼鏡、手ぬぐい、扇子やうちわなどの日常生活品
- 万華鏡やトンボ玉などの鑑賞・装飾品
- 日本酒や梅酒、日本茶などの飲料
- 和菓子やどらやき、そばや干物などの食品
など
伝統工芸品の施設に音声ガイドを導入するメリット
音声ガイドは、音声で情報を届けることができ、それによって様々なメリットが期待できます。
ここからは伝統工芸品の施設に音声ガイドを導入するメリットをご紹介します。
施設の案内ができる
音声ガイドでは、施設の案内ができます。
- 実演見学・ものづくり体験の場所や時間
- ものづくり体験の手順
- 施設の見学順路
- 撮影の可否
あらかじめ施設の様々な情報を音声ガイドで伝えておくことで、スムーズに見学してもらうことが可能です。
感染症対策になる
音声ガイドは解説をイヤフォンなどで聞くため、人同士の接触機会を減らすことができ、感染症対策として優れています。
特に2020年初頭より流行している新型コロナウィルスを不安に感じている人も多く、音声ガイドによる感染症対策を知ってもらうことで、安心して施設を訪れてもらえるでしょう。
また音声ガイドの中でも、個人のスマホを利用する「スマホ音声ガイド」であれば、機器を媒体とした接触を更に減らすことができるため、感染症の予防対策にも優れていると言えます。
インバウンド対応できる
音声ガイドは、インバウンド対応にも役立てられます。制作会社にもよりますが日本語以外にも英語や中国語、フランス語、韓国語等に翻訳・収録できるため、施設に来場した多くの外国人に対応することが可能となるのです。
伝統工芸品の施設に訪れる外国人は、日本の伝統文化に興味を持って来場しています。そんな外国人に、音声ガイドで伝統工芸品の文化や歴史、使用方法を説明して理解を深めてもらうことができれば、施設利用の満足度や伝統工芸品への購買意欲を高めることにも繋がります。
また正しい使用方法を伝えることによって、伝統工芸品を自国に持ち帰った後も長く利用でき、結果商品購入の満足度も高められるでしょう。
人件費の削減
音声ガイドは人件費の削減にも役立ちます。
深い伝統を持つ伝統工芸品を伝えるため、説明する人材を配置するとなれば人件費がかかります。また説明できる内容も知識量によって異なるため、本来の魅力が十分に伝わらない場合もあるでしょう。
しかし音声ガイドでは、聞く人全員に高いクオリティの説明をすることができます。比較的安価に導入・運用できるため、経費を削減したいときにおすすめです。
来場者のニーズを把握しやすい
施設では、来場者の満足度向上のためにアンケートを実施しているところも多いでしょう。しかし、手書きとなれば面倒に思ってしまい、書かずに帰ってしまう人もいるかもしれません。
音声ガイドではアクセスログを使用し、来場した人のデータや、多く再生されたコンテンツを把握できるものもあります。
またスマホ音声ガイドであれば、スマホでアンケート入力もできるため、更に来場者のニーズを把握でき、より満足度の高いコンテンツの提供や伝統工芸品の開発にも繋げられます。
音声ガイドの導入方法
音声ガイドには、たくさんのメリットがあります。
ここからは、音声ガイドの導入方法について解説します。
1.音声ガイドの種類を検討する(スマホタイプの音声ガイドがおすすめ)
まずは導入する音声ガイドの種類を検討します。従来の貸し出しタイプや、据え置きタイプなどもありますが、現在は個人の持つスマホを利用した「スマホ音声ガイド」がおすすめです。
- 専用機器が不必要なので、メンテナンスや故障・持ち帰りトラブルのリスクがない
- インターネットを利用して配信するため、修正やコンテンツの入れ替えが簡単
- 直感的に操作できるタイプのものが多い
特にスマホ音声ガイドの「MUSEUM Guide」では、月額料金が18,000円からと安価に利用でき、5ヶ国語(日本語、英語、フランス語、中国語、韓国語)に対応しているので、おすすめです。
その他スマホ音声ガイドのメリットについては、以下の記事で解説しています。
2.音声ガイド制作会社に依頼する
導入する音声ガイドの種類を決定したら、音声ガイドの制作会社に依頼しましょう。
音声ガイドの制作会社では、音声ガイドに必要な原稿の翻訳作業や収録、コンテンツの準備などを任せることができ、施設で行う準備や手間を削減することができます。
導入方法については、以下の記事を参考にしてみて下さい。
3.施設で告知する
音声ガイドを導入したことを施設で告知します。
告知方法は、公式ホームページや観光雑誌のほか、施設内でもパンフレットや張り紙などをわかりやすい場所に設置し、来場者の目に触れる機会を増やします。
音声ガイドで、更に見学や体験が楽しくできることをアピールして利用してもらいましょう。
音声ガイドで、伝統工芸品の魅力を多くの人に知ってもらえる
音声ガイドがあることで、伝統工芸品の魅力を多くの人に知ってもらうことができます。
古き良き日本の文化を広めることは、後世に日本の伝統文化を残していくことにも繋がります。
伝統工芸品の魅力を伝えるため、音声ガイドの導入を検討してみてはいかがでしょうか?